内容証明の基礎
通常、内容証明と呼ばれますが、正式には『内容証明郵便』と言います。
内容証明郵便は『郵便法に定められた内容証明制度を利用して発送される特殊な郵便』の事です。
内容証明とは
通常の郵便は相手のポストに投函して終わりです。
- 誰が
- 誰に
- いつ
- どのような内容を
手紙で送ったのかこれでは解りません。
さらには、
- いつ届いたのか (間違いなく届いたのか)
は、まったく知ることができません。
内容証明郵便にすると、
- 誰が
- 誰に
- いつ
- どのような内容を
手紙で送ったのか、明確に証拠を残す事ができます。
さらに、『配達証明』という制度を同時に利用する事で
- いつ届いたのか (間違いなく届いたのか)
ということも証明する事ができます。
配達証明をつけると300円余分に掛かりますが、絶対につけましょう。
このホームページでは断りの無い限り『内容証明』=『配達証明をつけた内容証明』と理解してください。
なぜ内容証明が必要なのか
不安を感じたことはありませんか。
- 重要な手紙なのだが、間違いなく相手に届くのだろうか
- 届いたとしても「そんな手紙は入っていなかった」と言い逃れしないだろうか
通常の相手ならここまで心配する必要は無いかもしれません。しかし、いわゆる悪徳業者に解約を申し込む場合などではどうでしょう。
裁判ともなれば、手紙が入っていたことをあなたが証明しなければなりません。そんな証明はそう簡単に出来るものではなく、泣き寝入りするしかありません。
しかし内容証明はそれらの不安を解消します。
- 誰が
- 誰に
- いつ
- どのような内容で
- いつ届いたのか (間違いなく届いたのか)
は、すべて郵便局が証明してくれます。
それだけではありません。
- 受け取ったけれど、まだ読んでいない
- 子供が受け取ったようだが、紛失してしまった
- 受け取ったけれども破り捨てたから読んでいない
このような言い逃れはできなくなります。
なぜなら、郵便が到着した事を持って(本当に読んだのか、読まなかったのかに関わらず)法律上は読んだものと扱われるからです。